「う……金だけあって、何にするんだよ、か、彼女にプレゼントねだられたら『今、貯金してる』っていうのかよ、馬鹿か?」 「そういう手もアリだ。オレは未来の大人の世界でアソブ。おまえは高校デビューで頭打ちがせいぜいだな」 というよりか、おまえ自分でモテる気でいる? とBは挑発的だ。 「今の言葉、忘れるなよ。俺は高校へ行ったらモテてモテて、モテまくってやるからな!」 おそらくBの言葉はAの心に突き刺さったのだろう。 Aは本当に高校デビューした。