手紙〜高校受験〜

その日飛駆は、シンが亜由穂に抱いてるの想い、亜由穂がシンに抱いてる想い、自分が亜由穂に抱いてる想い、亜由穂が自分に抱いてる想い、そして知世が自分に抱いてる想い、自分が知世に抱いてる想い…



全てを重ね合わせた。





どう考えたって自分が亜由穂に抱いてる想いは…








強かった。





でも



自分はずっと亜由穂に会っていないし、亜由穂とシンは…


知世から聞いたことを思い出した。


やっぱり俺は亜由穂を好きになる資格なんてない。


飛駆はそんなことを考えていた。


それに亜由穂はシンと一緒になることが幸せなんだろう。





そんな結論に達した。