飛駆が学校にこなくなってから1年が過ぎようとしていた。
あたしは毎日、飛駆にメールをしていた。
でも飛駆は自分の病状のことは「ただの喘息が長引いているだけ」と言うだけだった。



あたしは飛駆が今何をしているか、飛駆はどんなことを考えているか、苦しくないか、寂しくないか…そんなことを考えるのが日課になっていた。