【中編】火曜日の彼氏は、嫉妬する。[続編]

「香苗、綾希ちゃんの教育係お願いな。
今日は、混まないだろうし、ちゃんと教えてやって。」


「マスター、了解です。」


私は、お店の中ではおじさんをマスターと呼んでる。


それは、仕事とプライベートは別だから。


「いいなぁ〜。
香苗ちゃんが教育係とか...
マスター、なんで俺の時は、秋さんだったんですか?」


凌駕くんは、軽いノリでおじさんに聞いていた。


「当たり前だろ。
お前みたいなチャラいのと香苗を近づけるわけないだろ。
秋にも言われたんだよ。
香苗の彼氏は、嫉妬深いから、なるべく近寄らせるなってな。」


へっ?


「香苗ちゃんって、彼氏いたの?」


驚いたように凌駕くんは、私を見た。


「凌駕くん、お姉さんから聞いてないの?」


私は、逆に聞き返してしまった。


「姉貴?」


「私の彼氏とお友達なんだけど。」


私は、てっきり姫木さんが説明してくれてると思ってたけど。


なんか、違うみたい。