【中編】火曜日の彼氏は、嫉妬する。[続編]

「香苗さんは、彼氏さんに愛されて幸せですね。」


綾希ちゃんは、私だけに聞こえるように耳元で囁くように言った。


「えっ?」


意味不明だったけど。


愛されてるって言葉に敏感に反応してしまった。


「私も鈍いけど、香苗さんもかなりですね。」


私は、綾希ちゃんにクスクス笑われた。


なぜ?


「綾希、どうかしたか?」

尚冶は、クスクス笑う綾希ちゃんが気になったみたい。


「香苗さんの彼氏さんは、大変ですね。
無自覚って、危険ですもんね。」


「彼女まで、わかったんだ。
紘、ガンバレ。」


佐藤くんは、笑いながら紘の肩を叩いた。


意味わかんない。


どうして?


「わかってるよ。
香苗、行くぞ。」


紘は、私の手をつかみ、どこか行くみたい。