そして、仁を見ると
「東間、何があった??」

東間がある程度と説明する。
忍は軽く息を吐いて
「仁は覚醒したみたいだな。その条件は『強力な痛み』。」

と言うと、仁の体を見て
「傷は覚醒したおかげですでに治癒したみたいだな。だが、ちゃんとした覚醒は失敗したみたい」

と白衣に手を突っ込んで、
「さて、私は帰るぞ。」

と帰ろうとする。

「安心しなさい。九尾、とって喰いませんよ。」

と入り口付近で隠れていた新羅に笑って話しかける。

「牙狼家は何を隠している??」
と睨んでくる。
「『どけ』」
と忍が言うと、新羅は吹き飛ぶ。
忍は笑って
「さようなら。」
と道場を後にする。



仁は目を覚ます。
「この格好か」

と呟く。
「似合っとるって!!」
と東間が笑顔を向ける。


仁は少しむつくれたように
「正直、賭けだった。俺の攻撃が香代に悪影響を与えるかもしれなかった。」


「仕方ないだろう。あれで覚醒されたら……。」


いきなり仁の横にあの赤と金のオットアイの依頼主が現れた。
否、初めからそこに存在したかのように認識した。