昼前には、バラードもOKを貰い、ここで一旦食事休憩となった。


上に上がってSpot Light-2号店で飯を食って、1時間後にはまたベースメントスタジオに逆戻りだ!


本日の4曲目は、J-POPのSweet Heartだ!


『それじゃあ、次は
Sweet Heart

J-POPだからって手を抜くなよ。』


「いつでも俺達は真剣ですよ!」


ってテジュンが、珍しく熱く本堂さんに言い返してた。


『じゃあ、お前達の本気を見せてもらおうか!?』


って、本堂さんを超本気モードにさせちゃったよ‥・。


「1、2、1・2・3・4~♪~♪~♪~!」


『ストップ、ストップ!

それがお前達の本気か!?

さっきのバラードの方が出来が良いぜ!』


だから、言わんこっちゃ無い!


本堂店長のギアが一気にトップにシフトアップしたじゃん!


こうなったら、とことん入り込んじゃう人なんだから‥‥。


「もう一度お願いします。」


って言って、


「ケント、もう一度リズムの速度聴かせてくれ!」


『OK!

BPM=96だから

タンタンタンタンタンタン

この速度だから。』


「ジョージ、コーラスのところ、音程しっかり頼むぜ!」


『了解した。』


「テジュン、ドラムの音を良く聞いて、もっと流れる様に頼むぜ。」


『あぁ、気を付ける。

じゃあ、ケント頭から頼む。』


「OK!行くよ。

1、2、1・2・3・4~♪~♪~♪~!」


『ストップ!

チャンス、パワーコードなんて使わずにハイポジションコードで演奏しろよ。

パンクロックじゃ無いんだぜ!』


「分かりました。」


『じゃあ、もう一度頭から!』


永遠に続くかと思った4曲目も、どうにかTAKE25で、やっとOKが貰えた。


すでに夕方の4時を回っていた。


J-POPだけで2時間以上やっていたんだ。


『じゃあ、次は

友への贈り物

これは、たしかハングル語で歌うんだよなぁ!?』


「ハイ、そうです。」


『今回のアルバムに収録する新曲、9曲全て携帯で音楽配信するって社長が言ってたから。

もし、この曲がダウンロード50万ヒットを越えたら、シングルカットするそうだ。

その時には、日本語バージョンも出すから、一応用意しておいてくれ!』