「バンドスコア作って来たから、後で見てくれな!」


『OK!

じゃあ、For Your Loveからいくよ~ん!』


「じゃあ、この速度な!
1・2・3・4♪~」








「だいぶん完成に近づいてきたなぁ。

ケント、ドラムなんだけど、もう少し強めにきても大丈夫だと思うよ!

後、間奏部分なんだけど、ギター抜きでキーボードとドラムとベースだけで8章節いってくれるかなぁ?

残りの8章節は入るから。」


『どうしたんだ!?』


「何かさ、3人でセッションしてる感じで演奏した方が、ムードが出るような気がするんだよ。」


『そっかぁ。

じゃあ、1番の歌詞の最後8章節からもう一度やってみようか。』


「じゃあ、KYUは

《忘れるなんて~》

ってところからよろしくな!」


『分かりました。


……、♪~忘れるなんて~出来ない僕さ~♪~♪~♪~♪』


「どうだった?」


『なんか良い感じに仕上がってたな。』


「AIR SUPPLYみたいな感じだったです。」


『これも、キーボードよりもピアノの方が雰囲気出るかも!』


「だにゃ!

ピアノでやりたいじょ~!」


『じゃあ、つぎはケントの曲でFraction of memoryいってみようか。』


たっぷり夕方まで練習して、東京FMに向かった。


生放送では、新曲に向けて練習している話。


ハガキのコーナー。


趣味の話は、

ジョージの着物の面白裏話、

ケントのお料理レシピコーナー、

テジュンのバイクツーリング秘話、

KYUは韓国美味しい店の情報からK-POP事情、

そして、俺のギター講座と最近はまっている手作り皮工房の話で盛り上がった。


毎週90分の、俺達の番組は、いつもハガキの数が数百枚届き、紹介していくだけでもかなりの時間がかかるので大変だが、けっこう楽しくやっている。


ハングル語のワンポイントレッスンのコーナーは、いつも大人気で、今すぐ使えるハングル語を毎週5つ紹介している。


そして、21時半に終了した。


今日は、皆それぞれの車で帰宅した。


明日は何をしてソナと遊ぼうかなぁ!?って考えながら眠りについた。



今晩KYUは、俺の部屋に泊まり、明日は俺の実家でソラと遊ぶそうだ。