ヒカルちゃんの口から、微かな喘ぎ声が漏れる。


俺の唇は、徐々に下の方へと、おりていった。


ブラとお揃いの薄いピンクのパンティに指を掛けて、ゆっくりと下ろしていった。


ヒカルちゃんは、恥ずかしさを堪えながら、俺の胸にしがみついている。


俺は、Tシャツを脱ぎ捨て、ジーパンと一緒にベッドの下に落とした。


優しく優しく、ヒカルちゃんが何も考えられなくなるまで、ひたすら全身に唇を這わし、最後に俺達は一つになった。


痛がるヒカルちゃんの為に、ゆっくりと時間を掛けて愛していく。


必死に我慢しているのがわかった。


『痛かったら、今日はもう止めようか?』


「うんん。止めないで。

ケントさんを感じていたいの。」


『わかったよ。

愛してるよヒカル!』


それから、1時間以上経った頃には、二人ともグッタリとベッドの上で倒れ込んでいた。


お互いに抱きしめあって、そのまま眠ってしまった。


夜、9時過ぎに目が覚めた時、隣ではヒカルちゃんがまだ小さな寝息をたてていた。


そっとベッドから抜け出した俺は、浴室に行き、熱いシャワーを浴びてから部屋着に着替えた。


寝室に戻ると、シーツを体に巻き付けたヒカルちゃんが、ベッドの上でチョコンと座っていた。


「なんか、すっごい寝ちゃったよ!」


『もう夜の10時回ったよ!』


「エッ!

なんか、体がメチャクチャだるいよ!

でも、やっと一つになったって実感できた。

汗かいちゃったから、シャワー浴びてくるね!」


『バスタオル出しとくね!』


「ありがとう!」


と言いながら、ふとんの中でゴゾゴゾと下着を着けてから、バスタオルで前を隠して、恥ずかしそうにバスルームに小走りで入っていった。

その間に、俺の得意のパエリアとミネストローネ、それとカルパッチョを作り、彼女を待った。


バスルームから出てきた彼女は、バスタオルを頭に巻き付けていた。



『スッキリした?』


「うん!

本当に広いお風呂だね。」


『じゃあ、今度は一緒に入ろうな!』


「それはちょっと恥ずかしいかも…。」


『じゃあ、恥ずかしくなくなったらな。

髪は乾いた?

しっかり乾かさないと風邪をひいてしまうよ。』


「ショートカットだから、直ぐに乾くよ。

お腹空いちゃった。」