『なぁ、俺にちょっとしたアイデアが有るんだけど!』


「アイデア!?

何だ?言ってくれテジュン。」


『まだファンの人たちって、KYUの事余り知らない人たちも居ると思うんだ。

良くTVを観てると、韓流スター達は皆トークショーをやってるだろ!?

俺達も、曲の合間にトークショーやったらと思うんだ。

出来たら、KYUが高校生の時にやっていた曲も披露したり、100の質問とか。

韓流スターのデビューの裏話とか、結構盛り上がっていたんだ。』


「トークタイムをやってもいいけど、それでも時間は余るなぁ。」


『俺達の私物争奪ゲームなんてどうかにゃ~!』


「音楽とトークとゲームか!

面白そうだな。

ファンサービスにもなるし、要らないものも処分出来るって訳ね!」


『いらない物って!

まぁ、確かに要るものはあげられないしな!』


「それ、やってみようか!

でも、ゲームって、何のゲームが良いかなぁ!?

簡単に出来て、その上盛り上がるのじゃないとしらけちゃうからな。

ケント、何か良いアイデア無いか?」


『観客全員が参加できるのって、やっぱしビンゴとか、後は掟やぶりの携帯電話を使ったクイズなんかも、やったら面白いんだけど。』


「携帯電話?」


『高校生の時に流行ったんだけど、マニアックなクイズを出して、その答えをメールで送信して来て貰うんだ。』


「ライブ会場で携帯電話って、御法度ってイメージがあるけど、逆に面白そうだな。

当日はTBSさんのカメラが入るから、情報番組やニュースでも流れて、話題作りにはもってこいだ。

会社から端末を1台用意してもらって、特定のメールアドレスに席番と名前と回答を書いて送って貰えば、チケットを確認すれば、ライブ終了後に握手して、景品を渡して、ついでに写メで2ショット撮らしてあげられる上に、混雑も避けられるよな。」


『ビンゴも5人分くらいの景品をあげても良いんじゃないの。

私物以外で、ちょっとオシャレなやつをあげたら、喜ぶと思うよ。』


『だったら、普段のKYUのオフショット撮らしてくれよ~ん!

それをポケットアルバムみたいに作って、あげたら喜ぶよ~ん!

おいら、着物の展示会で、いつも写真撮ってるから、上手だよ~ん!』


「それもアリだな。

他には?」


『普段のKYUの映像は?』