イケメンたちの虜

すると、宙夢君が結星君に近づき、何かを囁いた。
あたしも聞きたいー!



「そういうことかっ…///」


「あれー?結星の頬が真っ赤だよー?どうしたのかなぁー?」



宙夢君は意地悪く言うと、結星君の頬を摘んだ。
…なんか可愛い!2人共。
なんだか兄弟みたい…!

あたしがクスクス笑っていると、爽馬君とアホ男がやって来た。



「…もう来てる」


「なんでバカ女までいんだよっ!」



うっわー…。
絶対なんか言われると思ったしー。
こういうときは無視が1番!


「爽馬君!取りに行こうよっ」


「…いいよ」



やったっ…!
あたしは爽馬君とバイキングの場所へ行った。



「この学校ってほんと金持ちだねぇー」


「…なんで?」



不思議そうに頭を傾げる。
そういう仕草は可愛く見える…!



「だって、食事はバイキングでしょー?お風呂は個室でしょー?後っ…鍵も豪華だったっ!」



あたしは指を折りながら数えていると、爽馬君はクスクス笑った。



「ははっ。沙羅可愛い。そういう仕草、俺好きだよ」



そのときだった。
あたしの心臓はまた騒がしくなった。
…これってまさかっ?!
あたしはそう思った。