イケメンたちの虜

すると、爽馬君が微かに反応した。



「…それ本当?」


「えっ?本当だよ!あたしがアホ男の頬を殴ったの!」


「…ははっ。まじで?珍しいじゃん」



あっ…!
爽馬君が…っ。
笑ったぁー!
爽馬君の笑顔、超カッコイイー!!



「しっ…信じてんじゃねぇよ!こんなバカ女のことっ!」


「…つーかさぁ、お前らコンビ?ガキみてぇなこといい加減卒業したら?」



クスクスと笑いながら、言う爽馬君。



「コンビなわけないじゃん!なんであたしがこんな奴と?!」


「爽馬もいい加減にしろよっ!」



しかし、面白がる爽馬君。
でも、そんな爽馬君もカッコイイ…!



「はいはい。そろそろ先生喋ってもいいかー?」



先生は困った表情を浮かべながら言う。

そうして、教室で朝礼をして授業を受けた。

ようやく授業も終わり、ふーっと力を抜く。



「ねぇねぇ、沙羅ー」



話しかけてきたのは宙夢君。



「なにー?」



すると、いきなり肩を組んできた…!