…ってか、アホ男と同じクラスだったんだ。
なんか嫌な予感がするのはあたしだけ…?


『ガラガラ…』


「流川ー今日も遅刻だぞー」


「…あぁ」



またもやドアが開き、視線をやると…!
そこには…!
黒髪をツヤツヤと輝かせている背の高い人。
あたしのことなど気付いていないのか、サラッと自分の席に行ってしまった。
…なんてクールな人なんだろう。
しかも、めっちゃカッコイイ…!



「それじゃぁ、立花は流川の隣の席な」


「あっ…はい!」



嘘ぉ…っ!
隣の席だなんて夢みたい…。

席に着いたものの、やはり隣のお方が気になる…。
チラッと見つめた。

うわぉ…っ!
なんて綺麗な白いお肌っ!
そして長い睫毛っ!!
長い手足っっ!!!

あなたは何者ですか?!って聞きたくなるほど整っている。
あたしはポケーっと感動していると視線に気付かれてしまった。



「…なに」


「あぁっ!いやっ。そのーっ「…名前は?」


「えっ?あぁ!立花沙羅っ」


「…ふーん」



ふーん…って!
ふーんで終わりかいっ!!
やっぱあなたはクールだわ…。