家に帰りながら、繰り返す パンダちゃん‥ パンダちゃん‥ パンダちゃん‥ あたしがパンダちゃんで 彼が眼鏡くん‥ あだ名をもらえたようで、何となく嬉しい さっきまでの涙が嘘のように消え、あたしはニコニコとスキップした あたしはこの時まだ、この感情を「恋」と認めてなかったけど、そう気付くのはもう少し先の話