KOKOROの扉




「…ぁ…ばぁ…おばあッ」

桃子の声で我に返った




「ん?何?」


「やっと反応した…」


「ゴメンゴメン」


「もおッ反応までおばあちゃんなんだからぁ」


私は、苦笑いをした…



そんな私に気付かず桃子は、話し続けた



「あの子達…どうするのかな?」


桃子は、タクとユウの方をじっと見つめながら言った


「どうするって言われてもねぇ…」


「ほらッそこは、やっぱりおばあちゃんの豆知識で」

「いやいや性格は、おばあちゃんでも普通に14だから」


「14?!」


「だってまだ誕生日きてないもん」


納得したように桃子は、頷いた。