「由姫…好きだよ」 重なり合う唇……。 感触なんてないけど、体が熱くなってすごくドキドキした。 ゆっくりと目を開ける。 …あれ? 「悠斗君…少し透けてない?」 私の心臓は音を立てる。 「もうそろそろお別れか…」 ドクンッ 嫌だ…そんなこと冗談でも言わないで。 「オレ由姫に会えて幸せだったよ。大好き…」 悟ったかのように話し出す。 どんどん薄くなる悠斗君の体を掴もうとするけどやっぱり掴めない。 「やだ…やだよぅ…!悠斗君…いなくなっちゃ嫌っ」 お願い…… お願いだから 消えないで………