―悠斗― オレは何をしているんだ。 動くことができない。 怖いんだ…。 失うことを恐れている。 『…早く目を覚ましてくれ』 懐かしい声… 誰だっけ………。 そうだ…相川慶太… オレは目を開けた。 でもそこには誰もいなかった。 慶太に…オレが見えるはずないか。 今日も快晴。 優しい風が吹いている。