「……な、何をですか…?」



私は嫌な予感がしながらも訊ねる。



逃げるタイミングを探しているが、なかなか逃げられない。



間合いが詰められていく。



「はっ?何言っちゃってんの??」


くすくすと笑いながらどんどん近づいてくる。



そして…



っ!!!



「放して下さいっ!!」




捕まってしまった……。