でも、ホストの彼女ってみんなこんなこと思うのかな?
もしかしてあたしだけ?
毎日心配して不安になって一人で空回りして…。
安心できるのは光輝の寝顔を見てる時だけ。
光輝と同じ生活、環境になればあたしにもそんな何かが分かるかもしれない。
あたしはいつからかそう思うようになっていった。
でも…
『あたしも夜の仕事したいんだけど』
そう言って話をした時、光輝はびっくりした顔をした後、怒った口調で言ったんだ。
『なに言ってんだよ!?ちゃんと生活費だって渡してるし働く必要なんてないだろ?やらなくていいから』
そして、あたしがその話をするたびに、そう言って話を一蹴され続けていった。