『えっ!?もしかして知らなかった?』
驚いた顔をするあたしを見た陽翔は、気まずそうな顔でそう聞いてきた。
『うん……でも……詳しく教えてくれない?あたしには知る権利があるから』
『もしかしてさっき泣きそうな顔してたのって…ルイが何か関係してるとか?』
『関係してるってゆーか……うん。してるんだけどさ』
あたしが呟くようにそう言うと、陽翔はルイとのことをあたしに話してくれた。
ルイと付き合ったのは一年ほど前で。
きっかけはここにルイが飲みに来たことだったと陽翔は言った。
歌舞伎町の人気キャバのナンバーワン。
陽翔は最初、そんなルイに興味を持って。
ルイもまた、オーナーである陽翔に興味を示して。
お互い水商売をしているはずなのに、擬似恋愛の延長みたいな流れで…
二人は付き合うようになったみたいで。



