『むしゃくしゃしてたしなんか飲みたい気分なんだ』


『そっか。じゃあおいでよ』





そして……


あたしは誘導されるがままに、とあるビルへと足を踏み入れていった。




自分の行動が信じられないような気もしたけど、さっき見た光輝達の姿を思い出すと…

そんなこと、どうだっていいやって思えた。







『いらっしゃいませー』




暗い店内には綺麗なオレンジ色をした照明がいくつもキラキラ光っていて。


暗い場所に浮かぶそんな暖かい色に、あたしはボーっと見入ってしまっていた。





『なに飲む?今日初回だし何杯でも千円で飲み放題なんだけど。』


『千円?安すぎて怖いんだけど』


『アハハハッ、大丈夫だって』


『うーん…じゃあビールでいいや』




そして一分後には、テーブルにビールが運ばれてきた。