光輝と付き合った頃から、ずっと我慢の連続で、自分の気持ちを抑えてくるのが当たり前だったけど。



だからこそ…

初めて自分から何かをしたいって思えたことに、ただ没頭していってたんだと思う。



ナンバーワンになること。



その目標に向かって…

ただ毎日を必死に生きていたの。





でもね。


最初は光輝に対する意地、ルイに対するライバル心や対抗意識。



そんな安易な考えしか持っていなかったけど。



そんなあたしも…
真剣に水商売という仕事に生きるようになってからは一気に変わっていった。



相変わらず真美のマンションに居候しながら、新居が見つかるまで生活していたけど。



そんな日々の中でも、着実に仕事をこなして。

指名数や売上を伸ばしていって。



毎日毎日アルコール漬けでも…翌日にはまた、二日酔いをアルコールで揉み消した。