だけどルイは、何もあたしに言い返してこなくて。


もっと面白いことになるかと思ってたのに。

あたしがキレたことは、ただの空回りのようになっていく。




『とにかく…あんまりふざけんのも大概にしときなよ』




とりあえずそう言って、あたしはゆっくりと更衣室を後にした。




『おはよ!アン』



そんなあたしに、更衣室の前に立っていた勇二くんはいつもと変わらない笑顔でそう声をかけてきた。




『あぁ…おはよ』


『どうしたんだよそんな顔して』