『ここに何しに来てるの』
あたしは周りに声が聞こえないように、静かにルイに問い掛けた。
『えー…暇だったから飲みにきてるんですけどー』
なんか馬鹿にするような口調で、ルイは初めてあたしにそんな話し方をしてきた。
『そんなこと聞いてるんじゃないの。何しに来てるの?あたしにメールで嘘ついて…電話も出なくて…。よくそんなにしらっとした顔でいられるよね』
『フフッ…』
あたしがそう言うと…
ルイは鼻で笑うようにそんな声を漏らしていた。
『別に杏奈に隠してたわけじゃないよ。でもややこしいことになりたくなかったから飲みに来てたこと黙ってただけ。ね、光ちゃん』
ルイはそう言うと、不気味な笑顔を浮かべたまま光輝に視線を向けた。
光ちゃん?
なにその呼び方……
一体なんなの?



