『ねぇ…ルイは…今日どんな感じだったの?』


『ん?普通に飲みにきてだけだよ。でもさ、俺もビックリしたんだ。急に一人で来たから誰か従業員を紹介してやろうと思ってたら俺でいいとか言うし。もしかして気に入られちゃったかな?』




あたしに腕枕をしながら…

光輝は笑ってあたしにそう言ったけど。



あたしの心の中は…複雑な気持ちでいっぱいになっていった。




ルイは…
一体なにを考えてるんだろう?





不安ばかりが募っていく。



でも…

あたしは自信があったんだ。




光輝とあたしには…

誰にも壊せない強い繋がりがあるって思ってたから。



光輝のことを全部分かってるのあたしだけ。



あたしだけが光輝のことを…ちゃんと支えられるの。




そう思っていないと…

なんだか悪いことばかりを考えてしまうし。




そう思うことでしか…

不安な気持ちを支えることができなかった。