『家に帰ってきたとこだよ』


『はぁ?今までずっと勇二といたんだろ?どこで何してたんだよ』




明らかに光輝は怒っている口調であたしに怒鳴るようにそう言った。



なんでいきなり?


しかも何で知ってるの?


あたしは全く訳が分からなかった。



それに…なんでこんなにも怒ってるのかが。


全然分からなかったの。





『あ…ごめん…。仕事が終わってからちょっと急にご飯食べに行くことになってさ。でもすぐに帰ってきたんだよ?電話くれた時にちょうど充電切れちゃったから…。だから急いで帰ってきて』


『でもとかだからとか…いちいち言い訳すんな』




光輝は酔っていたからか、喋り方がいつもよりもきつく感じた。




『でも…光輝何でご飯行ってたこと知ってるの?勇二くんから聞いたの?』




なんか不思議に感じたあたしは、なんとなくそう光輝に聞いていた。