『光輝…ごめんね。こんなことさせてゴメン。もう大丈夫だから…』
そう言って立ち止まった時、
急に涙が出た。
自分がカッコ悪かったんだ。
光輝にこんなことをさせてる自分が…情けなかった。
ナンバーワンの光輝が、女の子と手を繋いで歩いてる姿を、もしもお客さんが見れば…
それは仕事にも差し支えてしまうことになる。
でも光輝は…
それを分かっていたのに…
あたしの手を握って歩いてくれた。
そんな光輝の気持ちを考えたら…
なんか涙が止まらなくて。
ほんと情けなかった。
一番の理解者であるべきはずのあたしが、一番光輝の仕事のことを分かってない。
水商売っていう自分を一商品として売るような仕事のこと…
何も分かっていなかった。



