『ごめん…』
光輝を責めるようなことをしたって仕方ないのに…
なんか自分が嫌になっていく。
何でこんなことでイライラしたり。
光輝の仕事のこと…
ちゃんと分かってあげられないんだろうって。
『ごめんね…』
気付けばあたしもそう言って謝ってた。
『謝んなよ…』
光輝は、なんだか少し悲しそうな顔をしてたんだ。
多分気持ちは同じで。
お互いちゃんと相手のことを思ってるのに。
なんかうまくいかなくて。
その想いが空回りしてて…。
『んー…まぁ…もういっか!杏奈行くぞ!』
でも、いきなり光輝はそう言うと、あたしの手をギュッと握って…
また中華街を歩きだした。
さっきの女の子達がまだいるかもしれない、
ばったり会っちゃうかもしれないって分かってたのに…。



