『じゃあ説教されてから帰ります。迎えに来たわけだし…また同棲するわけだから…ちゃんと認めてもらってから戻ります』

『ハハッ。面白いね、光輝くん。でも今日は遅くなるみたいだし、また日を改めて次の日曜にでも杏奈と来なさい。その時にまた荷物運べばいいんじゃない?ねぇ?』


『あ、うん』


『分かりました』




あたし達はそう言うと、軽い荷物だけを少し持ってお母さんに見送られながら実家をあとにした。




帰りの車の中は、なんだか穏やかな空気で。


お互い何も話さなくても、すごく心地良い優しい顔をしてた。



『あ、ねぇ光輝。布団と…シーツ買いに行こうよ』


『えっ?なんで?』




バカな光輝はその意味を全く理解していなかった。