彼女は震えながら翼を開いた。伝わってくる波動は邪悪そのもの。 (だ、だめだ。この子は一回、産まれなおさないと。天界に地獄の障気を持ち帰る事になるわ) エヴは心の中で思った。 「彼」はゴルドンによる光のコクーンの中に封じ込められていた。 (ゴルドンがここまでやるというのも驚きだけど、この負のオーラのすさまじさ。善に強い者は悪にも強いって良く聞くものね) ズズズズズ…… まるで地響きのような音がする。コクーンの中から何者かが食い破ろうとしているようだ。