斜に構えてプレッシャーをかける。うさんくさい笑みを向けつつ、



「しかしまあ、褒められるのは嫌いじゃない。恐悦至極の行ったり来たり。どうだ計らいを待つ者同士、お互い腹をわって話さないか?」



「ザクロ」はめまぐるしく目玉をぎょろぎょろさせたあげく、後じさる。



「ヤダ、ヤダヤダヤダー。腹なんか割ったら痛いじゃないか」



「中身は同じか。やっぱ変わってないな。この調子だと単語帳から再出発だな」