「一日につき氷砂糖一個のほうがイイ」 「はいは~い、喜んで~」 エラルドは適当な手つきで門兵に挨拶。計算がどこかちぐはぐな小鬼にどうでもいいような目をむける。 「なにい~。おい、門兵、なんだって言うんだ。おまえ達、お役目大事じゃなかったのか」 獄卒はきつ~く言うのだが。それ以上にきつ~いお仕事(主に雑務。ゆえに忙しい)らしいので、ここはしばらく時間稼ぎに協力感謝。