(よし、目はよくついてってるぞ俺) どかんと一発、最深の穴まで一直線。 「こらあああああ! エラルドのやつううう! 許さないからああああ!」 四枚の羽をしまったら、落下速度が増した気がする。エヴァンジェリンは急に不安に駆られたように周囲を見渡した。暗闇の中エラルドの歯と三日月の目が笑って見えた。