ライフ オア デスティニー




 ダハハ~と、だらしなく大口開けて笑うエラルドが、ふ、とまじめな目をする。




 彼にはわかっていた。



 そして知っていた。




 彼女がたった一人で下した、過酷な決断のゆきつく先を。