念押しされた……エラルドは想定外だったらしく、目をきょとっとさせた。 「おおー、こうなりゃ矢でも鉄砲でも……ちなみに全員にエール振る舞ったら、お代はおいくら?」 「あれにも飲ませるか?」 指さされたのは肉のことしか頭にない男たち。どうも気分的に言って、そこまで大様な自分には、残念ながら……これっぽっちも、なれそうにない。 ヤツらときたら、まるでソースも残すまじと勝手に犬食いを始めている。 「ああ……あー、彼らが望むなら……ね」