ライフ オア デスティニー

 多少、きゃいきゃいしたオンナノコのグループが頬染めて彼を見ている。彼があたりさわりなく微笑むと、


「っきゃー」とはしゃぐ姿が見えた。
 
彼は声を張り上げた。……分別……?



「エール、大樽でね! 至急、頼む!」



 今度こそ店長がやってきて、樽をウェイターに持ってこさせる。



「旦那様方、最初の一杯、これ無料。二杯目からお代いただくよ。いいね?」