それからというもの、年頃なので質問癖が一気にふえた。
年長の少年は一週間、最後の一人があきらめるまで、いらいらしながらまるで一晩も満足に眠らせてはもらえなかったという。
彼はやっとの眠りについてから五日後にぱかっと目を開け、成すが早しと、実際にミニチュアの飛行機を造って見せた。
そして再び寝た。心おきなく、爆睡したらしい。
「なんでこれが飛ぶんだ……」
「いーじゃん、ゲンリなんかイッコもオツムに入んなかったんだろ」
「自分だけリカイしたフリすんな」
「なんで俺たち飛べてんだ……つばさのちからなあのか? これ」
「おーい、サイレス! 飛んでんぞー。俺たちー。なんでだー?」
「さーね! 天気がいいからかもねー。ごきえんよー、あっっちがう。ごきげんよう! 挨拶って気持ちがいいね!」
子供達が「ひこうき」に乗ってくるくる回転しながら、体ごと回転するときは一点だけ見つめようとすると目が回らないことを学習した。



