「ひとはしんかをしていきているの! で、きのうはよくてもきょうはだめとか」
「それは退化! それはどうでおいいの! ひとのお口に手を入れない!」
「じゃあ、ぼくたちがおおきくなって戦うことに、どんな意味があるの?」
「サイレス呼んでこい……正体暴くぞ」
「ひいいー、サイレスにげて~~~」
「何がひいいーだ、こっちのせりふだ。サイレース、後はまかせる! ぼくは寝るっ」
年長の子が話し始めるとかじりつく子供らが、一気に興味の対象をうしない、なんだか、とってもなんだあ? なのだ。
「なんだか、なんだあって気持ちが見るみるしぼんえく」



