「だから、ジェットは噴射であーなって」
「ミサイルとロケットはおんなじじゃあ、ないんだよね。
じゃあ、たとえば兄さんと僕たちをめいりょうにわける線が一本あったとして、おしまいはどこにあるの」
「じこかんけつしかないだろおう? いつまでくだらない質問をするんだ君たちは」
「ごめんなさい……」
「あのね、考えたんだけど、そのばあい、兄さんが個になるのか僕たちが集団になるなっておもうよね? でも兄さんが個であってもひとりとはいわない。神様がボク達を同じにみてくれるから」
「それで?」
「でもひとて、あんまりまとまんないよね。どうしてだろう……どうして一緒にわかりあえない?」
「さあ……君の傾向から言ってそれはどうでもいいことのはずじゃあ……」



