今度は絶望の涙を流している。忙しい男だ。 「ま、いっか。」 「よくないっ。よくないよ! エヴァンジェリン様、どうか考え直してっ」 「うそうそ。ゴルドンの羽、特化してるから。右にでも左にでも飛べるようにできてるから。大丈夫よ! ノー・プロブレム!」 「ノオーッ。それをもっと早く言え~」