「ま、まさか……どっちがどっちか、確かめずにやったのか? 俺の羽をっ」 「あー……癒えてない方、残しちゃった」 エラルドは卒倒寸前になりながらも、急いで直せとエヴに迫る。 「あ~、わかったわかった。つまり、両方、ボンドでくっつけりゃ良いのね」 「エヴ、頼む。俺に恨みがあるなら言ってくれ。そうでなければいっそひとおもいに……俺はそういう、じわじわクルの駄目なんだ」