「昔の恥を……そんなに前から首根っこ捕まれてたんじゃ、太刀打ちできないワケだ」 「ちなみに相手はブルネットのかわいい子だった……察するに」 「うわーっ、変なとこばっか察しなくていいから!」 「好きだったのね」 「うっ」 エヴはズビシッ! と彼を指さした。 「……かわいい子にいじめられるのが!」 「え? そ、それは違うよ? エヴァンジェリン……そりゃ、あんたはかーいいけどさ」 このタイミングでフルネームを呼ばれて頬を染めるエヴ。だがエラルドは気づいていない。