巨躯の男は重々しく頷いた。 「それではこの身も参じます故……泉へ」 「ちょっと、ちょーっと。こっちは男子禁制よ? わかってんの?」 「私(わたくし)は厳密には男子ではございませぬ。片翼の出来損ない……でして」 「卑下しなくてもいいのよ。じゃあ、ちょっとだけサービス、なんてね。愛してるわゴルドン。知ってるわよね。じゃあ、あれ」