エヴは彼が見ているのは自分ではない事を察知した。振り向いた先に巨大な鏡があったからである。 彼は初めて光の中で己の姿を知ったのだ。 「ゴルドン、これ、どーいうこと?」 尋ねてから思い出した。初めこの場所で音が通じなかった事を。あれは、「彼」を封印する力だったのかもしれない。もっと考えればおかしな事はそこここにあった。 「この堕天使が! 己の罪はその口だ。悪魔の封印が解けた上は、贖罪をもって知らしめよ」 ゴルドンが重い口調で言い渡すと、正面に立った。構えることのない最高の構えで。