エヴァンジェリンの光粒子が闇のすみずみまで照らしていた。ほとんどの魔物は上方へ逃れたが、姿を変えてさらに下層へ墜ちていった者もあった。今や第八層にはうめき一つたてる者はない。 「彼」は光にも抵抗を示した。 「なぜ? なぜこちらへ来ないの? あなたが必要としているのはこちらの世界なのよ」 「彼」はうめくように言葉をはき出した。 「おれは醜い。ここで殺せ」 「なんですって?」 エヴァンジェリンは眉をひそめた。