「申し訳ございません。一刻も早くここを離れるか、彼に一切、油断召しませんように。さもなくばどんな手でかかってきますやら」 「ちみっこ天使の冥府下り、従者は片翼の見事な体躯。できるものならやってみてほしいなあ、地獄に堕ちた天使の救出劇を……ふん」 相手はそう言ってあざ笑ったがゴルドンには堪えた様子もない。 「ごめん……こんなこと言うの、ひどいかもしれないけど……こんなこと言っちゃいけないかもしれないけど」