「シカトすんなシカトすんなシカトすんなシカトすんなシカトすんなシカトすんなシカトすんなシカトすんなシカトすんな……」 「彼」はめげることなく唱え続けたのである。 ゴルドンの後ろからそれをのぞき見た彼女に、よもや分別が働こうはずがない。 「どーなってるの? 口の動き速いよ。こわっ」 途端、「彼」の口の動きが止んだ。「彼」は確かににやりと笑った。 「こーなってんの」