「それじゃあ、おまえ……母さんはどうするんだ」 「いいんだよ。足手まといになるくらいなら、ここで孫を見守っているよ」 そう言ってパパのママは窓のスキマから差し出した手をシワのある暖かな手で包み込んでくれた。