「わたしがたった一日といって、休んでしまったばかりに、あなたはぎせいに……」 おひさまが泣いたとき、透明な涙からお月様が生まれました。 おひさまには、きょうだいができました。 これで少しは夜も明るくなります。 からすは、ほっ。 「もう、泣かないでね。おひさま」 なんてからすはやさしいのでしょう。 お月様も、ほっ。