からすが天にお見舞いに行ったとき、おひさまは元気になって、にこにこしていました。 からすのくれた、金の着物は乾いたし、風邪もなおって一安心。 でも、おひさまは本当はからすが心配でした。 だっていつのまにか金のしっぽはないし、白い羽根も今は真っ黒じゃありませんか。 おひさまはききました。 「どうしたっていうの? 大丈夫なの?」